パウチ容器などの軟包装(フレキシブルパッケージ)の定義は、「紙、プラスチックフィルム、アルミニウム箔、布などの柔らかい柔軟性に富む材料で構成した包装」(JIS Z 0108)ですが、包装としては、内容物を保護するための密閉性が必要となるケースが多いため、プラスチックフィルムが主な材料となっています。
パウチ容器に使用されるプラスチックフィルムは、とても薄く見えますが、内容物や商品の流通方法、使用環境などに応じて、さまざまな要求性能を満たすために、単一の材料だけでなく、異なる材料を組み合わせ、色々な加工が施されています。この貼り合わせた材料をラミネートフィルム(積層フィルム)と言い、ラミネートフィルムをヒートシール(熱融着)して、袋の形にすることで容器となります。