パックプラスの環境への取り組み
株式会社パックプラスは、地球社会の一員として、また、軟包装容器メーカーとして、
次の方針の下、人と環境に優しい製品の開発・生産・供給に取り組み、全世界の課題である、地球環境の保全と改善に貢献していきます。
- 当社の全事業活動における環境負荷の低減
- 環境配慮型の製品設計および技術開発の推進
- 原材料、副資材の省資源化
- 環境に関する法令の遵守
- 全社での環境課題および環境方針の共有化
- 取引先との環境課題取組みにおける協力
環境配慮型製品の開発
軟包装容器をはじめ、多くの包装容器ではプラスチックが使われています。パックプラスでは、プラスチックを取り巻く環境課題の解決を目指した日本政府の「プラスチック資源循環戦略」の基本原則である「3R(リユース・リデュース・リサイクル)+Renewable(リニューアブル)」に基づき、環境に配慮した製品の設計・開発に取り組んでいます。
リフィル化の促進を後押し
Clean Clic System®(クリーン・クリック・システム)
エアレスのまま簡単に付け替えできるつけかえ式パウチ容器機構です。
プラスチック使用量を削減
グリップシェイプ®
同容量の一般的なスパウトパウチよりも収納効率が高い構造のスパウトパウチです。
薄肉成形技術の開発
スパウトパウチに必要なスパウト、キャップなど、樹脂成形品の薄肉化・軽量化設計とそれらにともなう成形・金型技術の開発に取り組んでいます。
リサイクルしやすい製品設計
モノマテリアル(単一素材)のスパウトパウチ
軟包装容器では、容器の機能付与のために複数の素材を組み合わせているため、リサイクルが難しいという課題があります。その解決を目指し、必要な機能を備えた単一素材のスパウトパウチの開発に取り組んでいます。
再生材料・再生可能材料の活用
「バイオマスインク」の採用
パウチのグラビア印刷では、インクに原材料の一部に植物由来成分を使用したバイオマスインクを採用しています。
再生プラスチックを使用したスパウトパウチ
リサイクルPP、リサイクルPETなど、リサイクル材を使用し、容器としての機能と品質のバランスを保てるスパウトパウチの開発に取り組んでいます。
バイオマスプラスチックを使用したスパウトパウチ
植物などの再生可能な有機資源を原料とするバイオマスプラスチックを使用したスパウトパウチの開発に取り組んでいます。
CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)への参加
「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス」(英文名:Japan Clean Ocean Material Alliance 略称「CLOMA」)は、地球規模の新たな課題である海洋プラスチックごみ問題の解決に向けて、プラスチック製品の使用がより持続可能となる3Rの新たな取組や代替素材の開発・導入を推進すべく、業種を超えた幅広い関係者の連携を強めてイノベーションを加速するためのプラットフォームとして2019年1月に設立されました。
パックプラスは、同会が設立された2019年から参加し、環境配慮型の製品開発・提案に努めています。
カーボンニュートラルへの取り組み
気候変動による影響が深刻化する中、企業には温室効果ガスの排出削減が求められています。私たちが所属する昭和丸筒グループでは、2030年度までのグループ全体での温室効果ガス排出量の削減目標を策定し、パリ協定が求める「世界の気温上昇を産業革命前より1.5℃に抑えること」を目指すための科学的な根拠に基づいた目標であるとして、Science Based Targets(SBT)イニシアチブ* から中小企業向けSBT認定を取得しました。
パックプラスでは、昭和丸筒グループ全体での温室効果ガス排出削減目標の達成に向けて、事業活動プロセスでの環境負荷低減・脱炭素化を推進しています。
昭和丸筒グループの温室効果ガス削減目標
Scope 1+2 のCO2排出量を2030年までに42%削減 (基準年2021年)
- Science Based Targets(SBT)イニシアチブは、環境情報の開示に関する国際NGOであるCDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が共同で2015年に設立した国際的なイニシアチブです。SBTイニシアチブは、パリ協定の目標達成に向けて、企業が科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標を設定することを推進しています。